2014-01-01から1年間の記事一覧
物事はすべておっくうがってはいかぬ。 その為には、先ず体を動かすことを俊敏に。 寺田一清『森 信三先生 一日一語』 最近、殆ど使わなくなった大分弁で, 「よだきぃ」 という代表的な言葉があります。 「面倒くさい、かったるい」 というようなニュアンス…
人間は自己に与えられた条件をギリギリまで生かすという事が、人生の生き方の最大最深の秘訣。 寺田一清『森 信三先生 一日一語』 金曜日(4月4日)、新しい職場への初めての出勤でした。 実家の家業、「三邦(みくに)」こと「三邦コーポレーション」です。…
人間は、進歩か退歩の何れかであって、 その中間はない。 現状維持と思うのは、実は退歩している証拠である。 寺田一清『森 信三先生 一日一語』 この時期、企業では新年度を迎え、新しいノルマ、予算の下、気を引き締めているところかと思います。 昨年度と…
心願をもって貫かねば、いかに才能ありともその人の「一生」は真の結晶には到らぬ。 寺田一清『森 信三先生 一日一語』 二宮尊徳は幼少時の経験(天明の大飢饉、田畑の流失、両親の死)を経て、世の貧困や憂き目にあった人を救いたいという心願を立てていた…
古来女をつくる事は易いが、手を切ることがむつかしいといわれる。 同様に仕事を始めることはやさしいが、シメくくりをつけることは難しい。 いわんや人生のしめくくりにおいておやである。 知らず、何を以てこの世の〆めくくりと考えるべきか。 寺田一清『…
人は退職後の生き方こそ、 その人の真価だといってよい。 退職後は、在職中の三倍ないし五倍の緊張をもって、 晩年の人生と取り組まねばならぬ。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 この退職は「定年退職」のことなので、一寸、今回の僕の場合とは異なります…
お酒は利き酒の飲み方にかぎる。同時にそこには、すべての物事の味を噛みしめる秘訣がこもる。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 お酒は好きな方で、学生時代から色々と痛い目を見てます。 酔っ払って気分が高揚し、楽しくなるために飲んでいたようなところ…
しばらく間が空いたのですが、先日の3連休で松本の稲作師匠のところへ行って きました。 以前にも書いたのですが、昨年は農協からコシヒカリの苗を購入しての稲作で した。 そういう意味で、今年が本格的な自給用の有機稲作元年。 書籍で読んだ内容と、実際…
節約は物を大切にするという以上に、 我が心を引き締めるために有力だと分かって 人間もはじめてホンモノとなる。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 森信三先生が言われている躾の三原則は、 ・自分からあいさつをする ・履物を揃える ・腰骨を立てる で…
この2週間が東京での最後の生活ということで、自転車で都内を通勤するのもあと数えるほどです。 人間の悲しい性で、残り僅かとなると急に愛おしくなったり、名残惜しくなったりするもんです。親孝行は、親が元気なうちにするのが良しです。 これまでは通勤中…
ものにもたれる人間は、 やがて人にもたれる人間になる。 そして人にもたれる人間は、 結局世の中を甘く見る人間になる。 『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 僕は結構、世の中を甘く見ている方だと思います。 よく言えば楽観的。なんとかなると思って…
(楠公旗文)非 は理に勝つ事あたわず理 は法に勝つ事あたわず法 は権に勝つ事あたわず権 は天に勝つ事あたわず天 は明らかにして私なし 如何なる権力者も、天には決して、勝つ事出来ぬなり。 譬へば理ありとて頼むに足らず、押さるることあり。 且つ理を曲…
生きしにと よのはかなさを よくみれば 氷と水と 名のみかわりて 『二宮尊徳 一日一言』(寺田一清)より 3年前の今日、僕は仕事で中国の常州市というところにいました。 お客さんの生産現場での立会確認のアテンドを終えて、まとめをしていたとき、 「仙台…
勤苦分外に進めば、則ち富喜其の中に在り。遊楽分外に進めば、則ち貧賎其の中に在り。勤苦分外に進むは譲なり。遊楽分外に進むは奪なり。貴賎貧富の得失は、譲奪の二途にあるのみ。 『二宮尊徳 一日一言』(寺田一清)より 今まで染み付いている習慣で、どう…
人にして徒に目前の利を謀らば、則ち禽獣となんぞ択ばんや。 人の人たる所以は推譲にあり。 此に一粒粟あり。 直ちにこれを食えば則ちただ一粒のみ。 若し推して以て之を種(う)え、秋実を待って食えば、 則ち百粒を食うも、猶お且つ余りあり。 是れ則ち、…
夫(そ)れ世の中の汝等が如き富者にして、 皆足る事を知らず、 飽くまでも利を貪り、不足を唱ふるは、 大人のこの湯船の中に立ちて、屈まずして、 湯を肩に掛けて、湯船ははなはだ浅し。 膝にだに満たずと、罵るが如し。 『二宮尊徳 一日一言』(寺田一清)…
どうしたら子供たちを、真に忍耐づよい子にすることができるか。 第一は人生に対して「立志」のタネマキがなされねばならぬ。それには、親なり教師たるものが、まず自己の「心願」を立て、日々を真剣に生き抜くこと。 第二は、子供らを、ある程度肉体的苦痛…
教育とは流水に文字を書くような果ない業(わざ)である。だがそれを巌壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ。 『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 大学4年の教育実習、卒業後2年間の日本語教師で少し「教育」を齧ったのですが、人に教えるという…
春近き六甲山の山肌や 厳しきが中に和みそめつも 山頂にありし斑雪(はだれ)も いつしかに見えずなりつも春近づけば 『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 2週間前の大雪が嘘のように、暖かくなってきました。 今日はコートがあると暑いくらいでした。 …
満身総身に、縦横無尽に受けた人生の創(きず)を通してつかまれた真理でなければ、真の力とはなり難い。 ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より しんどいこと、辛いことありますが、それが自分の力、他者への思いやりの糧になると思えれば、耐え難きも…
書物に書かれた真理を平面的とすれば、「師」を通して学びえた真理は立体的である。 ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 実際に講演を聞いたり、会って話したり、また、一緒に活動する中で得られるものや気づきは、確かに深みがあり、自分の中の深い…
人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に。 ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 「一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず」ということで、これからもどんな出会いが待っているか楽しみです。ご縁を大切にしたいです…
天道人道に和して、百穀実法(ひゃっこくみのり)を結ぶ。原一変して田となり、田一変して稲となる。稲一変して米となり、米一変して人となる。 ~『二宮尊徳 一日一言』(寺田一清)より 近頃だと、「二宮」と言えば嵐の二宮和也くんの名前を出す人が多いで…
偉れた先賢に学ぶということは、結局それらの人びとの精神を、たとえ極微の一端なりともわが身に体して、日々の実践に生かすことです。 ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 3月末で今の会社との出向契約が終わるので、残り1ヶ月ちょっと、最後の仕上…
手紙の返事はその場で片づけるが賢明。丁寧に―と考えて遅れるより、むしろ拙速を可とせむ。 ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 手紙の返事(主にお礼状)、綺麗に書こう、気持ちを込めて気の利いたこと書こうとして、出しそびれることが良くありま…
君子は君子を友とす。故に益々善に進む。小人は小人を友とす。故に益々悪に陥る。夫れ禽獣は猟夫を懼れ、小人は君子を畏る。畏るれば則ち近かず。近づかざれば則ち之を如何ともするなし。 ~『二宮尊徳 一日一言』(寺田一清)より 類は友を呼ぶ。 同じよう…
観念だけでは、心と躰の真の統一は不可能である。されば身・心の真の統一は、肉体に座を持つことによって初めて可能である。 ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 金曜日、東京は朝から雪がうっすらしていて、日比谷線もこれまで経験した中で指折りの…
「家計簿」をつけるということは、妻たり主婦たるものの第一の絶対的義務 ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より 今日の冒頭、ちょっと引用をためらいました。 「何で女の義務なんよ!」 という思いを抱かれるのを恐れたためです。 しかも、「絶対的義…
物事は一おう80点級の出来栄えでよいから、絶対に期限に遅れないこと。これ世に処する一大要訣と知るべし ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より ブログを始めてみて分かったこと。 ・意外に自分の考えが纏まっていないことが分かった。 ・そのくせ、長…
先祖の恩徳 おのれが勢、世に行わるるとも、己が力と思ふべからず。親先祖より伝え受けたる位禄の力と、拝命したる官職の威光とによるが故なり。 ~『二宮尊徳 一日一言』(寺田一清)より 福岡に東林寺という曹洞宗のお寺があります。 5年ほど前から、父と…