半農半あきないを志向して5年目 半農半あきないと銘打って、平日家業、週末小さな田でのコメ作りという生活を始めて5年目になりました。 (昨年のはぜ掛け。雨天が続きなかなか脱穀できなかったのが記憶に新しい) 最初の3年はいろいろとわからないことが…
あれから1年 「あきない」の方が、新たな展開を次々に迎えており、気が付くと最後に記事を更新してからほぼ1年が経とうとしていたようです。 時の速さに圧倒されます。 (今年のイセヒカリ) お客様より嬉しいお言葉が 先日、会社(三邦コーポレーション)に…
今年(2015年)は、9月21日の「敬老の日」に稲刈りをスタートしました。お天気の関係上日程が確定できないのですが、 翌日の二日目も、幼稚園でご縁をいただいた3家族が宇部の山奥に駆けつけてくれました。 皆さん、初めての手刈りということで、ワイワイガヤ…
(今年から任せてもらっている小さい下の田。畔の草がすごいです。) 商いの比重が大きくなっている今年ですが、家族の協力のおかげで何とかここまできました。 今日(9月21日)敬老の日から稲刈りスタートです。 福岡から妹と母も来てくれました。 敬老の日…
かなり以前の記録なのですが、頭の整理も兼ねて。 4月12日㈯:種蒔、プール苗床に設置。 5月30日㈯:田植え(総手植え)。 高校生くらいの苗を目指して 昔から「苗八作(なえはっさく)」というくらい、育苗が稲作のかなり重要な部分を占めている、という言…
才無きを憂えず 才の恐ろしさを知れ 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 『夜話』や『報徳記』を読むと二宮尊徳翁も、 天賦の才ではなく、「恩に報いようとする心」「自己の立場で出来る限りの実践」を尊んでいます。 「才の恐ろしさ」というのは、才ある…
釜山から鉄道で山西省太原市。そして、通信部隊の生活開始。 (前回まで…釜山から鉄道に乗り、真夜中に北朝鮮と中国の国境を通過。) 再び乗車二泊の後、早朝に大原に到着したように記憶している。 私は防寒服を装着していたが、北支の寒気は想像以上に厳し…
MQ会計を学ぶため松山へ 「経営のための会計を学ぼう」ということで、今年から兄とMQ会計を勉強しています。 それで、近県で学びの機会がある場合には、積極的に参加をするようにしています。 小倉のお客さんを訪問してから、フェリーで松山へ 日中に小倉の…
イセヒカリ、その後の育苗進捗 大阪への出張や福岡での研修と、結構忙しい5月でした。 5月30日(土)に、総勢25名くらいで田植えが終わったのですが、田んぼに植える前の生育記録です。 5月1日(育苗18日目) 5月5日(育苗22日目) 5月14日(育苗31日目) 5…
大道は文字の上にある物と思ひ、 文字のみを研究して、学問と思へるは違り、 文字は道を伝ふる器械にして、道にはあらず、 然るを書物を読みて道と思ふは過ちならずや、 道は書物にあらずして、行ひにあるなり。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』(致知出版社…
翁曰く、 千円の資本にて、千円の商法をなす時は、 他より見て危うき身代と云ふなり。 千円の身代にて八百円の商法をする時は、 他より見て小なれど堅き身代と云ふ。 此の堅き身代と云はるる処に、味はひあり益あるなり。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』(致…
下関から釜山へ、そして配属先の判明 (下関から乗船)翌朝、小雨の釜山に入港、付近の小学校で列車のくるまでの一時を待機、列車到着と共に釜山より乗車出発した。 この列車の中で、初めて我々の行先が北支大原電信第九連隊であることを知らされた。 冒頭の…
既に4月も月末に差し掛かり、ゴールデンウイーク目前になっています。 稲作を始めてから、ゴールデンウイークは農作業で過ごすというのが、定着しつつあります。 気候の良い時期なので、農作業で適度な汗を流しながら、スゥーと風が首元を撫でていく爽やかさ…
ジイちゃんの戦争体験記 家族親族が誰もその存在を知らなかった、亡くなった祖父の戦争体験記を、 ひょんなきっかけで僕が発見してしまいました。 発見者の責任?? その戦争体験記は、16年前に他界したジイちゃんが、生前、あるところに寄稿していた文章で…
福岡も桜満開 良い季節になってきましたが、どうやら雨の一週間のようです。 今日だけ晴れるということだったので、実家近くの樋井川沿いの桜を撮りました。 田んぼの作業もスタートして、気持ちが高揚します。 何気なく… 先週、何気なくネットサーフィン(…
(2014年の田植え風景) 真の教育は、何よりも先ず教師自身が、 自らの「心願」を立てることから始まる。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 家庭での教育者=親 会社での教育者=上役、経営者 となるのだと思います。 3歳半の娘を見ていると、子供の感受…
一人の卓れた思想家を真に読みぬく事によって、 一箇の見識は出来るものなり。 同時に真にその人を選ばば、 事すでに半ば成りしというも可ならむ。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より *** 都道府県の正確な位置 九州から出たことが無かった高校時代ま…
政事の要は与と取との先後にあり。 与を先にし取を後にするは仁政なり。 取を先にし与を後にするは悪政なり。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』より 「部分だけを見て、全体と思ってしまう」というのは、一知半解や誤解を招く危険があるので、なるべく自分で多…
愚人といへども悪人といへども、能教ふべし、 教て聞ざるも、是に心を労するする事勿れ、 聞ぬとて捨る事なく、幾度も教ふべし、 教て用ひざるも、憤る事勿れ、 聞かずとて捨るは不仁なり、 用ぬとて、憤るは不智なり、 不仁不智は徳者の恐るる処なり、 仁智…
明けましておめでとうございます! 二度とないこの平成27年、 皆様が安寧に、健康に一年過ごせますようお祈りいたします。 *** 腰痛に見舞われる正月 「健康に」と言いつつ、元日から生まれて初めて(昨年大ヒットしたディズニー映画ではありません。あし…
けふひと日いのち行きけるよろこびを 夜半にしおもふ独り起きゐて 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 先日、久しぶりにTV見ていると、今年亡くなった方々のことをNHKで放送してました。 ここ最近だと高倉健さん、菅原文太さんが続くように亡くなられまし…
冬は農閑期です。 「専業農家さんは、どんな風にこの時期を過ごしているのかなぁ」と興味あるのですが、僕の場合は、福岡での家業に比重を置いています。 *** お下がり 来年70歳になる父から、最近は「本のお下がり」をもらうことが多いです。 以前、ドイ…
職業とは、 人間各自がその「生」を支えると共に、 さらにこの地上に生を享けたことの意義を実現するために不可避の道である。 されば、 職業即天職観に、人々はもっと徹すべきであろう。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 4年後、40歳になります。 父が…
一眼は遠く歴史の彼方を、 そして一眼は脚下の実践へ。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 人生を俯瞰し、 そして「今ここで何を大切に実践するか?」 俯瞰と実践も、ちょうどいい塩梅が大切だと思っています。 何のための実践なのか? 実践の結果は得た…
10月末からの中国出張、帰国して間もなく大阪出張と続きました。 その間、田んぼの事が気になっていました。 米の収穫が終わって一安心なのですが、後片付けというか、 来年の準備があります。 出張の合間を縫って11月上旬にした作業 11月上旬というのは、ち…
分を知るとは自己の限界の自覚ともいえる。 随って人間も分を自覚してから以降の歩みこそほんものになる。 だが才能のある人ほど、 その関心が多角的ゆえ、 「分」の自覚に入るのが困難であり、 かつ遅れがちである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より …
知識の完全な模写物より、 自分が躰でつかんだ不完全知の方が、 現実界でははるかに有力である。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 学生時代、日本語教師になりたての頃、転職後に営業として働き始めた頃、 今振り返ってみると、 「実践で失敗しないよう…
推譲は創業の道なり。 分度は守成の道なり。 推譲に因って興らざる者はあらず。 分度によって保たざる者はあらず。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』より 推譲、分度、そして報徳。 二宮尊徳の実践的教えで、中心的な思想です。 家業でも、「推譲」を丁寧に実…
10月の連休で上京し、埼玉県武蔵嵐山(池袋から電車で約1時間)に行ってきました。 今年で20回目になる「武蔵嵐山 志帥塾」に参加し、楽しみにしていた塩沼亮潤さん(大阿闍梨)の講演を拝聴してきました。 震災前にも一度、志帥塾で講演なさったのですが、…
毎年恒例、今年は9月頭にした義母の味噌造りの一幕。 大豆を、グツグツと煮ています。 この作業のほか、三日三晩、味噌造りに費やすそうです。 かなり手間が掛かっています。 *** 一体どうしたら思索と行動のバランスがとれるか。 第一に、物事をするのを…