「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

2014-01-01から1年間の記事一覧

スーパーでの怪しい徘徊?

けふひと日いのち行きけるよろこびを 夜半にしおもふ独り起きゐて 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 先日、久しぶりにTV見ていると、今年亡くなった方々のことをNHKで放送してました。 ここ最近だと高倉健さん、菅原文太さんが続くように亡くなられまし…

成形の功徳 | シュリーマン旅行記

冬は農閑期です。 「専業農家さんは、どんな風にこの時期を過ごしているのかなぁ」と興味あるのですが、僕の場合は、福岡での家業に比重を置いています。 *** お下がり 来年70歳になる父から、最近は「本のお下がり」をもらうことが多いです。 以前、ドイ…

2014年の新米のお味は? | 半農半あきない in 山口宇部

職業とは、 人間各自がその「生」を支えると共に、 さらにこの地上に生を享けたことの意義を実現するために不可避の道である。 されば、 職業即天職観に、人々はもっと徹すべきであろう。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 4年後、40歳になります。 父が…

週末みかん収穫お手伝いツアー

一眼は遠く歴史の彼方を、 そして一眼は脚下の実践へ。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 人生を俯瞰し、 そして「今ここで何を大切に実践するか?」 俯瞰と実践も、ちょうどいい塩梅が大切だと思っています。 何のための実践なのか? 実践の結果は得た…

2015年のコメ作り準備 in 山口宇部 | 目指すは誰でもラクラクコメ作り

10月末からの中国出張、帰国して間もなく大阪出張と続きました。 その間、田んぼの事が気になっていました。 米の収穫が終わって一安心なのですが、後片付けというか、 来年の準備があります。 出張の合間を縫って11月上旬にした作業 11月上旬というのは、ち…

バイオトイレ、ペルーへ行く。

分を知るとは自己の限界の自覚ともいえる。 随って人間も分を自覚してから以降の歩みこそほんものになる。 だが才能のある人ほど、 その関心が多角的ゆえ、 「分」の自覚に入るのが困難であり、 かつ遅れがちである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より …

ケンエン

知識の完全な模写物より、 自分が躰でつかんだ不完全知の方が、 現実界でははるかに有力である。 寺田一清『森信三先生 一日一語』より 学生時代、日本語教師になりたての頃、転職後に営業として働き始めた頃、 今振り返ってみると、 「実践で失敗しないよう…

2014年の稲作終盤戦 脱穀から籾摺り | 半農実践 in 山口宇部

推譲は創業の道なり。 分度は守成の道なり。 推譲に因って興らざる者はあらず。 分度によって保たざる者はあらず。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』より 推譲、分度、そして報徳。 二宮尊徳の実践的教えで、中心的な思想です。 家業でも、「推譲」を丁寧に実…

塩沼亮潤さんの講演会 in 武蔵嵐山

10月の連休で上京し、埼玉県武蔵嵐山(池袋から電車で約1時間)に行ってきました。 今年で20回目になる「武蔵嵐山 志帥塾」に参加し、楽しみにしていた塩沼亮潤さん(大阿闍梨)の講演を拝聴してきました。 震災前にも一度、志帥塾で講演なさったのですが、…

よだきがらずに

毎年恒例、今年は9月頭にした義母の味噌造りの一幕。 大豆を、グツグツと煮ています。 この作業のほか、三日三晩、味噌造りに費やすそうです。 かなり手間が掛かっています。 *** 一体どうしたら思索と行動のバランスがとれるか。 第一に、物事をするのを…

約1年半ぶり

秋です! 心地よい秋の風。 会社の前のお宅に植えてある金木犀の甘い香りが、乾いた風に乗ってやってきます。 (写真は、福岡市民の憩いの地、油山です。) 秋といえば… 先週末は実家のある福岡で、地元の地区大運動会がありました。 母と嫁さん、娘と連れ立…

2014年はこんな感じで…稲刈&天日干し | 半農半Xの実践 in 山口宇部

死の覚悟とは― いつ「死」に見舞われても、 「マア仕方がない」と諦めのつくように、 死に至るまでの一日一日を、 自分としてできるだけ充実した「生」を生きる他あるまい。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 一日一日、できるだけ充実した「生」を生きる方…

稲の倒伏対策 | 半農半Xの実践 in  山口宇部

真理は感動を通してのみ授受せられる。 だがそれには、教師自身の生きた真理に対する感動こそ、 その根源といえよう。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 森信三先生は、教員養成課程の学生たちに修身の講義をされていたので、 教師、教育者が想定されてます…

包装技術学校のスクーリングに行く

真に個性的な人の根底は「誠実」である。 それというのも、一切の野心、さらには「我見」を焼き尽くさねば、 真に個性的な人間にはなれないからである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 「真の個性」は、一切の野心、我見を無くすことにある、という森信三…

秋の匂いと稲刈り

人間の真価と現世的果報とは、 短い眼で見れば合致せずとも見ゆべし。 されど時を長くして見れば、 福徳一致は古今の鉄則なり。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 「因果応報」というと、「悪いことはできんなぁー」と畏れ多くなるのですが、 「福徳一致」と…

コイのこと

自己の道は自己にとっては 唯一にして絶対必至の一道なれど、 他から見ればワン・オブ・ゼムたるに過ぎない― との自覚こそ大事なれ。 そしてこの理を知ることを 真の「自覚」とはいうなり。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 One of themの自覚。 でも自分に…

再びイセヒカリ勉強会へ

自己と縁なき著名人の書を読むより、 縁ある同志の手刷りのプリントを読む方が、 どれほど生きた勉強になるか分からぬ。 これ前者は円周上の無数の一点に過ぎないが、 後者は直接わが円心に近い人々だからである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 *** …

カタメのおもひで

先生曽て(かつて)曰く、 凡そ事を成さんとして成就せざるものは 速やかなることを欲し、一挙にその業を遂げんとするが故なり。 幾万の廃地を開かんとするも一鍬(いっしゅう)より始め、 幾百邑(ゆう)を再復せんとするも 必ず一邑より始む。 一邑全く成…

価値判断と消費活動

人間関係―与えられた人と人との縁― をよく噛みしめたら、必ずやそこには謝念がわいてくる。 これこの世を幸せに生きる最大の秘訣といってよい。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 大学時代までは、縁あった人と繋がる努力は、あまりしていませんでした。 ま…

久々の大分訪問

真実というものは、 一点に焦点を絞ってピッチを上げなければ、 発火しにくいものである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 深刻になりすぎず、でも緩みすぎず、ちょうどいいバランスで丁寧に日々を過ごしたいと思っています。 でも、仕事の目標、やりたい…

日照不足

借金を隠蔽するは 益々借金を増長せしむるの途なり。 宜しく之を神棚に飾りて、 念々返済を心かくべし。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 尊徳(二宮金次郎)の『報徳記』や『夜話』に出てくる領主は、どれも借財で困窮していながら、身に沁みついた贅沢な生…

山下清展 in 山口

天地の大父母なり。 国家困窮せば則ち 大父母を頼むの外、復(また)他術あるなし。 苟も(いやしくも)大父母を頼まば、 則ち興復せざるを憂えん。 何を大父母を頼むと謂う。 荒蕪を墾闢(こんぺき)し、穀粟(こくぞく)を算出する、 是れなり。 寺田一清…

半断食とダイエット

すべて物事には基礎蓄積が大切である。 そしてそれは、ひとり金銭上の事柄のみでなく、 信用に関しても同じことが言えます。 否、この方がはるかに重大です。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 「こんなことになるぐらいなら、こんな思いをするくらいなら、…

平和教育の行方

不仁の村を、仁義の村にする、 甚だ難しからず。 先ず自分道を踏んで、己が家を仁にするにあるなり。 己が家仁にあらずして、村里を仁にせんとするは、 白砂を炊(かし)いで飯にせんとするに同じ。 己が家誠に仁なれば、 村里仁にならざる事なし。 寺田一清…

イセヒカリがもつ遺伝子とは?

凡そ世の中は陰々と重なりても立たず、 陽々と重なるも又同じ。 陰陽々々と並び行るるを定則とす。 譬えば寒暑昼夜水火男女あるが如し。 人の歩行も右一歩左一歩、 尺取虫も屈みては伸び、屈みては伸び、 蛇も左へ曲り右に曲り~此の如くに行くなり。 寺田一…

千日回峰行の塩沼亮潤さんがやってくる!

人間の智慧とは、 (一) 先の見通しがどれほど利くか (二) 又どれほど他人の気持ちの察しがつくか (三) その上何事についても、どれほどバランスを心得ているか という事でしょう。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 *** 2003年から2010年、東京での…

イセヒカリはどこからやってきた?

田植えから約50日が経過しました。 全体的には順調だと思います。 しかし、一株5本くらいで分けつが進んでいないところもあり、かと思うと異常に旺盛なところもあるという状況です。 昔ながらの有機無農薬稲作なので、バラつきあるのは仕方ないと思いつつ、…

足踏みシーラー専門店 | 記念すべき初受注

おもへただ、 から学びする人とても 我身をめぐむこの日の本を 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 寺田一清さんの注釈では、 「外国の学問をする人々へ、日本で育まれてきたものを疎んじることを戒められた」 とあります。 今も昔も一緒なのでしょうか。僕も過…

お祭りの起源は、、、

鋼鉄は焼き、冷し、打ち、敲き(たたき)、 焼き、冷し、打ち、敲きて而して後、 始めて折れず曲がらむるものとなるなり。 人も亦斯くの如し。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 新潟三条に行ったとき、刃物職人さんに聞いたお話。 「良い素材の、良さを最大限…

水管理の難しさ | 半農半Xの実践 in 山口宇部

天地すでに命分あり、人類また命分あり、 これもとより天理必至の符(しるし)にして、 一完不変のものなり。 その命にしたがい、その分を守るが人道の本なり。 分を守るに道あり。 度を立てるなり。 度を立てるに道あり、これ節約なり。 およそ国用を制する…