「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

コイのこと

自己の道は自己にとっては

唯一にして絶対必至の一道なれど、

他から見ればワン・オブ・ゼムたるに過ぎない―

との自覚こそ大事なれ。

そしてこの理を知ることを

真の「自覚」とはいうなり。

 

 

               寺田一清『森信三先生 一日一語』

 

 

One of themの自覚。

 

でも自分には絶対の一道であること。

 

自分の思いを、他者に押し付けることない謙虚さと、ブレることなく自分の信念を貫くという力強さを持ちたいです。

 

***

 

コイの思い出

「コイ」といってもに、恋愛のことではなく、

魚の「鯉」です。

 

鯉のあらいを堪能!

大学1年の冬、スピードスケートの大会で、長野県小海町に行った時のこと。

 

松原湖高原があり、屋外に500Mスケートリンクがあります。

http://www.koumi-town.jp/

 

翌日に3,000Mのレースを控えた夕食で、「鯉のあらい」を食べました。

今考えると、スポーツ選手が大会前に生ものを食べるなんて、考えられないですね。

 

19歳当時なんて、身体丈夫だし、何にも考えてなかったのでしょうね(苦笑)

 

 

2時間後にエライことに・・・

「さあ、明日のレースに備えて、スケート靴の刃を磨くか!」

 

というところで、激しい腹痛が。

 

それから、一晩中、嘔吐と下痢。

レース直前までトイレに籠っていました。

 

欠場も考えましたが、先輩に申し訳ないという気持ちから、出場しました。

氷点下の屋外で、スケートのワンピースを着て3,000Mを何とか滑り切りました。

 

もうタイムなんてどうでもいい、という感じでした。

 

その後、1週間以上まともに固形物が食べられずに、一人暮らしのベッドに横たわり、ゲッソリしていたのを覚えています。

 

ちなみに、当たったのは僕だけで、他のメンバーはケロッとしてました。

 

 

再び「鯉のあらい」に対峙

そんな苦い、苦しい思い出がある鯉です。

 

先日、父に誘われ、皆で連れ立って佐賀県小城市に、鯉のあらいを食べに行きました。

大学時代のことは、何度か話して敬遠していたつもりですが、

 

「大丈夫、大丈夫!」

 

と家族から一蹴されました。。。

 

福岡から高速道路で1時間。

案外近い佐賀県小城市は、小城羊羹と鯉料理が有名らしいです。

http://www.ogi-kankou.com/koifood

 

そして、いよいよ17年ぶりの因縁の対決。

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(対決の場所は、佐賀県小城市の「深松屋」さん)

 

酢みそをつけて、食べる「鯉のあらい」は

絶品でした。

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(これで2人前。)

 

清流で育てた鯉は、臭みが全くなく、コリコリぷりぷりの食感。

まるで清流の水源から、水を手ですくって飲んだような爽やかさでした。

 

2時間後、特に体調の変化もなく、完全に「鯉アレルギー」は無くなりました。(笑)

 

鯉は、食欲増進や肝臓へも効能があるとのことです。

 

「佐賀でおススメの食べ物は?」

と聞かれたら、今なら間違いなく「小城の鯉と羊羹」と答えます。

 

 

合掌