2015年 稲作日程 | 半農半X(エックス)実践3年目 in 山口宇部
(2014年の田植え風景)
真の教育は、何よりも先ず教師自身が、
自らの「心願」を立てることから始まる。
寺田一清『森信三先生 一日一語』より
家庭での教育者=親
会社での教育者=上役、経営者
となるのだと思います。
3歳半の娘を見ていると、子供の感受性の豊かさ、親を見る鋭さを感じることが多々あります。
子供の躾け、社員教育(今ならコーチングとか)といったことは、いつも大変な関心事です。
僕もそうなのですが、どうしてもスキルやノウハウといった方法論に注目しがちです。
本当はそれら方法論に先立って、「自分の人生で果たすべき役割、中心的な人生観、価値観を問い続けること、それを日々の生活の一つ一つにどのような形で実践していくか?」が肝だと思っています。
が、、、
なかなか出来ていない現状です。
いつも自分の軸と、些細なことでもその具現化としての実践が見られているし、
自分が教育する立場にあれば(というか、全ての人がある面からすると教育的立場になっているはずです)、それが森信三先生の言う「真の教育」へ繋がっていくものだと思っていますがどうでしょうか。
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目をこすっていると…
3月になってしまった印象です。
半農半X(エックス)を実践しようと地元に帰ってきて、3年目を迎えています。
半農の部分では、日本人の主食のコメだけは絶対に取り組むことに決めています。
「農薬や化成肥料を使わない安心できるお米」は絶対条件で、加えて、「美味しいお米」にもできればしたいという思いはあります。
しかし、「生活に農がある」「農を通じて人が繋がる」「農を通じて感性を鍛える」という点に、半農生活の意義を感じているので、正直、「味は二の次」という考え方でもあります。
この辺の考え方が、本業で稲作農家をされている方と決定的に違うので、「甘い!」と言われそうです。
僕が自分自身のやっていることを「農業」と呼ばす、単に「農」と言っているのも、この理由からです。分かりにくいですね(笑)
2015年の稲作計画
3月に入って、今年の稲作日程、準備をしないといけないと焦り始めています。
取り敢えず、日程を組みました。
4月上旬~育苗45日間(品種:イセヒカリ)
5月頭 レンゲ刈りとすき込み
5月末 田植え
6月 手押し除草
9月中旬 稲刈り
ざっくりこの予定で行こうと思います。
ポイントは2つ
- 育苗期間を約10日長く。
- 田植えは約1週間早く
我が家の田んぼは、コナギという宿根性の雑草が非常に頑固に蔓延るので、雑草に負けないようにできる限り成苗を植えたいということで、45日育苗期間を確保したいと思っています。
慣行農法の苗が幼稚園生としたら、高校生くらいでしょうか。
(昨年の苗。これよりもっとガシッと!)
昨夏は冷夏と長雨だったのですが、年々猛暑日が多くなっている傾向なので、日程も前倒しする方が良いというアドバイスもありました。
難しいこと
それは、正解がないというところです。
大学時代の有機農業サークル「昔ながらの田んぼの会」で訪れた、山形県高畠町のある有機農家の方の言葉が印象的でした。
「まだ20回しか、米作ったことが無い。」
コメ作りは1年に1回なので、20年間コメ作りをやっていることになります。
へべれけになりながら、日本酒を酌み交わした時に聞いた一言が、いまだに強烈な印象で突き刺さっています。
「正解がない有機稲作」
この高畠の有機農家の方の言葉にも、実感がこもっていたと思います
もうすぐ春、今年もコメ作りのシーズンが始まります!
合掌