「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

バイオトイレ、ペルーへ行く。

分を知るとは自己の限界の自覚ともいえる。

随って人間も分を自覚してから以降の歩みこそほんものになる。

だが才能のある人ほど、

その関心が多角的ゆえ、

「分」の自覚に入るのが困難であり、

かつ遅れがちである。

 

 

 

            寺田一清『森信三先生 一日一語』より

 

夢を持つこと

「夢を持つのが大切」と言われて育つと、

夢を持たないといけない脅迫観念も出てくるような気がします。

 

以前、「九州歴史に学ぶ会」の占部賢志先生のお話で印象的だったのが、

志(こころざし)を持つということ。

 

誰もが卓越した事業家や、プロスポーツ選手、政治家といった所謂「成功者」(と思われる)になれる訳ではありません。

 

しかし、「人のお役に立つ」「日本人として恥ずかしくない生き方をする」といった志は、老若男女、地位や立場関係なく、全ての人が持つことができます。

 

 

夢は崩れるけど、志は崩れない

自分の限界を知ることで、夢は崩れることがあります。

しかし、同時に自分の天分を知ることができるかもしれません。

 

そして、そんな時、志を持って自分の分度を守り生きていくことの大切さに気付けるような気がします。

 

 

夢は大切、それ以上に志を持つことが大切

それを自分の子供や後世の人たちに、僕自身が実践することで伝えていきたいと思っています。

 

***

 

先日中国に出張したことを書こうかと思っていたのですが、ふと高校の親友のことが頭に浮かびました。

 

 

彼は、家業(移動式バイオトイレの開発製造)を継ぐため、地元・大分に戻り、この4月からいよいよ取締役社長になりました。

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(トイレ革命と題して、TVで特集報道されたようです。見逃しましたが(笑))

 

こんな会社です。

↓↓↓

株式会社ミカサ | トップページ

 

 

以前、彼と東京で会った時、「ペルー向けのODA事業を受注したい」と語っていたのですが、社長就任した今期にそれを見事に実現。

 

富士山にはすでに設置実績があるのですが、大分の小さなメーカーがペルーに進出というのは、あまり聞かない話だと思います。

 

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日刊工業新聞のHPより拝借しました)

 

彼の情熱、行動力、フットワークの軽さに頭が下がる思いです。

見習わなければいけません。

 

そしてもう一つ。

5月くらいに、このペルー向けのバイオトイレに使うLED電球や人感センサー付ソケットの相談を受け、調査、最終的に輸入販売させてもらいました。

 

どんな形であれ、高校時代の親友と一緒に仕事ができたのは、非常に嬉しい出来事でした。

 

あとは、LED電球、人感センサーが、ペルーでしっかり仕事してくれているのを、祈るばかりです。

 

 

合掌