「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

種もみの手配

「家計簿」をつけるということは、妻たり主婦たるものの第一の絶対的義務
             ~『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より


今日の冒頭、ちょっと引用をためらいました。

 

「何で女の義務なんよ!」

 

という思いを抱かれるのを恐れたためです。

しかも、「絶対的義務」と言い切っている。

男尊女卑の匂いを感じる人も、或はいるかもしれません。


この引用している「一日一語」、お弟子さんの寺田一清さんが、書籍から抽出しているので、ある文脈の中でこの表現が出てきていたものと思われます。

 

僕が過去、『修身教授録』(森信三さんが、神戸大学教育学部の学生に行った「修身」という科目の記録)を読んだ限り、極端な男尊女卑という考えはもっていなかったと思われます。

 

念のため。

 


そして、家計簿のこと。


僕は大ざっぱな性格なので、

 

「入るモンは決まっちょんのやけん、出たモンと残っちょんモンを、大体分かっちょきゃあいい」

 

ということで、ちゃんと家計簿はつけたことがありません。


しかし、二宮尊徳の「分度を守り、余財を譲る(=分度推譲)」を実践するということは、家計簿をしっかりつけるということになるので、これからは避けて通れませんね。。。

 

 

さて、今年の作付の為、コシヒカリの有機種籾をインターネットで発注しました。

便利な時代です。だからこそ、半農がしやすいのです。全国津々浦々、耕作放棄地もいっぱいありますし。

※TPPと減反廃止で、更に耕作放棄地が増えるかもしれないですし。


昨年もコシヒカリを植えたのですが、宇部への引っ越しが4月中旬だったので、自分で育苗が出来ませんでした。
なので、昨年は、伯父にお願いしてJAから購入した苗を利用。

 

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 《2013年度のJAから購入した苗》*機械植えの為、密植で幼い苗のようです。

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《昨年の田植えの様子》*雨でした。


購入してきた苗を使うということで、昨年はお遊び程度の稲作だったのですが、今年は育苗から挑戦するので、なかなか本格的です。

 

農家では昔から「苗半作」と言っていたようで、良い苗を作ることが、その年の収量を決定的にするほど重要だとのこと。


ということは、、、

機械の都合に合わせた幼い苗は、あまり本来的ではないということですね。
苗が幼いから草に負ける、草に負けるから除草剤を使う、という理屈になっているようです。

 

まだ稲作素人で、農法のことをとやかく論じる資格がないので、農薬のお話はこの辺までに。
※そのうち、経験値積んできたら、もう少し自信もってまともなことかけると思うのですが。


とりあえず、種籾の手配は完了。

あとは今一度、松本の師匠に、育苗の教えを乞いに行こうと思っています。

大学時代にサークルでお手伝いしていたとはいえ素人です。
毎年毎年じっくり観察しながら、無理のない自給稲作をしていきたいところです。

 


週末、再び田んぼ周りの環境整備をしたいのですが、また大雪の予報。
羽田から飛行機が飛ぶかどうか怪しいところです。


合掌