よだきがらずに
毎年恒例、今年は9月頭にした義母の味噌造りの一幕。
大豆を、グツグツと煮ています。
この作業のほか、三日三晩、味噌造りに費やすそうです。
かなり手間が掛かっています。
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一体どうしたら思索と行動のバランスがとれるか。
第一に、物事をするのをおっくうがらぬこと。
第二に、つねに物事の全体を見渡す智慧を―
第三に、物事の本質的順序を誤らぬこと。
そしてこれらの凡てを総括して行動的叡智という。
寺田一清『森信三先生 一日一語』より
思索と行動のバランスをとる・・・
言い換えると自分の理想や考え、口にすることと、自分が実践していることとのバランスが大切だということだと思います。
僕もそうですが、思索の比重が多い気がします。
実践の比重を高めないといけないと思うのですが、数値化するとどんな感じでしょうか?
人それぞれ考えあると思うのですが、僕は、
思索3:実践7
ぐらいでバランス取れるんではないかと思うのですが、どうでしょうか。。。
いつも思っていること
「実践なき志、夢、理想は、自分自身が納得できない」ましてや、「実践なき者の言葉は、他者は信頼しない」ということです。
書籍を読んだり、TVでいい番組をみたり、感動する話を聞いたりして、新たな理想、志、理念を描いても、継続的実践がなければ、やっぱり実りは無いはずです。
旨い野菜が食べたいと思っても、種を蒔かなければ実らないのと同じように。
良く使う言葉に影響される??
言葉には言霊があるとも言われているように、人は頻繁に口にしている言葉に影響されるような気がします。
大分県を代表する方言に、
「よだきぃ」
という言葉があります。
「面倒くさい、かったるい」
といった時に言うのですが、僕は、幼少時代より多用していました(笑)
今は宇部市民になったので、最近の大分の子供たちが使っているか分かりません。
能々反省すると、結構、この「よだきぃ」という言葉が、自分の身体に染みついてしまっていたように思います。
まずは「よだきぃ」気持ちを克服すること!
この「よだきぃ」が習慣になってしまっている「よだきがりや体質」で、なかなか行動に移せなかった大学時代。
今でもゼロになったとは言えません。
森信三先生のおっしゃる「おっくうがらないこと」は、大分人だと「よだきがらないこと」です。
「よだきぃ」と思っても、重い腰を上げて身体を動かす習慣をつければ、行動や実践への大きな一歩になります。
さらに…
「俯瞰する目」、「本質の優先順位を見極める目」が必要と、森信三先生。
それらをまとめて「行動的叡智」と呼ばれています。
「できる、できない」は、さておき意識しておくことは大切です。
しかし、
僕の場合、すぐに湧き出る「よだきぃ」心が、
いまだ難敵です。
合掌