「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

大事な田を任される。 | 半農半X(エックス)実践3年目 in 山口宇部

大道は文字の上にある物と思ひ、

文字のみを研究して、学問と思へるは違り、

 

文字は道を伝ふる器械にして、道にはあらず、

然るを書物を読みて道と思ふは過ちならずや、

 

道は書物にあらずして、行ひにあるなり。

 

        寺田一清『二宮尊徳 一日一言』(致知出版社)より

 

 

論理的に饒舌に説明できることより、黙々と実践する自分でありたいと思っています。

 

単に、口下手なだけかもしれませんが(笑)

 

 

 

種蒔後20日を経過…

 

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イセヒカリの生育状況です。

 

GW中、晴天と雨天が適度にありました。

晴天でも25度くらいの丁度いい気温だったせいでしょうか?

 

グンと力強い感じになってきました。

 

 

 

大事な田を任される。

親戚の伯父さんに借りている我が家の田んぼには、山から一番の水が引けます。

水口(みなくち:水の入り口)は、水が冷たいので生育が遅れる傾向がありますが、

有難い環境です。

 

そして、水は我が家の田を経て、すぐ下の田(親戚の方が耕作中)に入って行きます。

 

コメの品種が違ったり、田植え時期が微妙にずれているので、過去2年間、水管理という点で迷惑を掛けているのではと心配していました。

 

そんなことを悟ってか、伯父さんが親戚の方に話してくれ、下の田を今年からやらせてもらえることになりました。

 

 

確認とお礼の電話をした際、

 

「道路整備で小さくなってしまったけど、ジイちゃんが大切にしてた田だった。」

 

ということを聞きました。

 

ホントに小さい2畝位の広さですが、そういう大切な思いを持って耕作されていた田を、僕に任せてくれることに大変ありがたい気持ちになりました。

 

 

 

一礼して、草刈を…

そして、それから数日後、下の田に初めて入り、その田を大切にされていたというお爺さんのことを思い一礼。

 

畔の草を刈らせてもらいました。

 

スッキリした下の田を見て、少しお爺さんも喜んでくれた気がしました。

 

 

合掌