包装技術学校のスクーリングに行く
真に個性的な人の根底は「誠実」である。
それというのも、一切の野心、さらには「我見」を焼き尽くさねば、
真に個性的な人間にはなれないからである。
寺田一清『森信三先生 一日一語』
「真の個性」は、一切の野心、我見を無くすことにある、という森信三先生の言葉です。
自分の過去を振り返ると、夢や野心を持つことが良しとされることが多かったように思います。
今もそうかもしれません。
個性を守る、伸ばすという教育が、利己主義を助長しているように感じます。
(考え方というより、方法論、アプローチに対して。 )
我欲、我見は、古事記でいうところの「異心(ことごころ)」です。
これを祓うことを、日常で大事にしていたのが、私たちの先祖です。
そして、森信三先生が言う通り、
「野心と我見を取り去った先にあるのが、真の個性」ならば、
日本人にとっての個性教育というのは、
古来から私たちの先祖が日々大切にし、実践してきたことを、
同じく実践することにあるのではないかと思います。
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包装技術学校
今年6月から、日刊工業新聞社が運営している「包装技術学校」という通信教育を受講しています。
包装、容器に関する総合的な知識を学ぶ通信教育です。
家業の三邦(ミクニ)コーポレーションは、ビニール袋を熱で封する「シーラー」という機械を輸入しています。フィルムに関する知識があると、何かと役に立ちそうなので、受講することにしました。
前職は、樹脂フィルム、成型や金属加工などの営業活動をさせていただいていたので、遠からず近からずという程度の親近感はある内容です。
修了要件に必要な…
通信教育なのですが、スクーリングが2回あり、それに参加しなければ修了できません。
初回は9月17日、18日の二日間で、大阪の日刊工業新聞社に行ってきました。
大阪には3年間勤務していたのですが、東大阪が活動エリアだったので、それ以外はほとんど地理が分かりませんでした。
二日間みっちりお勉強…
朝10時から、夕方4時まで合計4名の講師の方のお話を聞きました。
(社会人になってから、あまりこういう機会はありませんでした)
食品の包装設計が専門の方、家電の包装が専門の方など、それぞれの得意分野のお話を中心に、包装の役割、設計上の注意点、関連法令など、意外に幅広い内容でした。
参加人数は60名ほどで、大手包装資材メーカーの社員研修で来ている方が多いように見受けられました。
多分、僕のような地方の家族経営の会社からの参加者は、殆どいなかったのでは??
次のスクーリングは11月です。
テキストはあと5冊残っており、まだまだ時間が掛かりそうです。
しかし、何とか今年中には終わらせたいところです。
合掌