再びイセヒカリ勉強会へ
自己と縁なき著名人の書を読むより、
縁ある同志の手刷りのプリントを読む方が、
どれほど生きた勉強になるか分からぬ。
これ前者は円周上の無数の一点に過ぎないが、
後者は直接わが円心に近い人々だからである。
寺田一清『森信三先生 一日一語』
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「イセヒカリで地域活性化」に取り組んでいらっしゃる、岩国イセヒカリ会の佐古建彦さんを講師にお迎えして、お話を伺いました。
5年前に63歳で岩国に戻られる前までは、バリバリの商社マンということで、中国での大有機農園プロジェクトのお話、今取り組んでいる「若者が生業に出来る市場性ある作物の栽培」のこと、稲の慣行農法と自然農法、有機農法のことなど、幅広い経験と知見に基づいたお話で、あっという間の講演時間でした。
イセヒカリをきっかけに集まる人々
今回、3回目のイセヒカリに関わる勉強会でした。
1回目は、長くイセヒカリの有機栽培をされている藤井治郎さん。
2回目は、山口とイセヒカリが出会うきっかけを作った岩瀬さん。
3回目は、岩国で精力的にイセヒカリ会の活動に取り組んでいる佐古宮司。
書籍や資料を読む学びも当然大切ですが、実際に取り組んでいらっしゃる方の生の声を聴くというのは、学びの立体感が違います。
そして、回を重ねるごとにイセヒカリに興味を持つ方、農業の再生に取り組みたいと思っている方、安心安全な食べ物を求める方など、実に多様な皆さんが集まってきています。
僕の場合、家族が共同で取り組む小さな自給稲作と、自分がワクワクでき、人の役に立つ商いの両立(農商両道)というライフスタイルを実践することで、今の社会の枠組みにとらわれない地方での魅力ある生活モデルになりたいというのが、目標です。
その中にイセヒカリという存在があるのが、いいなぁと直感しています。
来年度はイセヒカリを・・・
なかなか簡単には行かないと思うのですが、どんな形にせよ実践することが第一と思います。
義父の御蔭で、イセヒカリの種籾はいただけそうなので、まだ今年の収穫前ですが、
来年のイセヒカリ作りを考えると今から楽しみです。
合掌