お祭りの起源は、、、
鋼鉄は焼き、冷し、打ち、敲き(たたき)、
焼き、冷し、打ち、敲きて而して後、
始めて折れず曲がらむるものとなるなり。
人も亦斯くの如し。
寺田一清『二宮尊徳 一日一言』
新潟三条に行ったとき、刃物職人さんに聞いたお話。
「良い素材の、良さを最大限に引き出すのが難しい」
のだそうです。
人の場合、良さを見極める目を持つのが、もっと難しいような気がします。
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今の時代も各地で行われている「お祭り」。
この起源というか、最初にこの様子が描かれているのは「古事記」らしいです。
天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神に出てきてもらうために、アメノウズメノミコトが舞い踊り、八百万の神たちが咲う(わらう)場面。
※記紀古伝承では、「笑う」は「咲う」と表記していたとのこと。「笑いの花が咲く」なんて言いますね。
この場面が、現代のお祭りの原型ということです。
1300年以上前に書かれた「古事記」。
その中で記された場面が、今も日本各地で続いているのって、素直にすごいなぁと思います。
そういうことを知ると、全国のお祭りを見物したくなります。(笑)
さて、、、
7月15日の博多祇園山笠に続いて、
「小倉祇園太鼓」
を始めて見物してきました。
山笠とはだいぶ趣が違っていました。
シンバルの小さいやつと2つの太鼓。
これが基本のようで、最初はゆっくり、段々早く、最高潮ではもう乱れ打ち(笑)という流れでした。
伝統的な保存会あり、新進気鋭の団体あり、同じ太鼓でも各団体の個性を見るのが楽しかったです。
こういう風に新旧色んなチームが参加しているのは、「よさこい祭」みたいな感じなのでしょうか?
なんか、今年はお祭り三昧の夏になりそうです。
合掌