2014年・自給用有機無農薬稲作の上半期を振り返る(半農半あきないin山口宇部)
人間の偉さは才能の多少よりも、
己に授かった天分を、
生涯かけて出し尽すか否かにあるといってよい。
寺田一清『森信三先生 一日一語』
2008年、29歳の時に、半農半Xという言葉に出会い、
二宮尊徳の「報徳」に大きな影響を受けているせいでしょうか。
この森信三先生の言葉は、ストンと腑に落ちます。
夢が無くなった訳ではなく、「大きな夢を持つべき」より、「志を持って生きる」ことの方が日本人である自分には当てはまるような気がしています。
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昨日(7月5日)で、今年の田んぼ除草が終了しました。
上半期の稲の成長を振り返ります。
【今年は種籾から・・・】
温湯処理(消毒)、浸種後のコシヒカリ有機種籾たち。
【種蒔】
種蒔して1週間被覆せずに保管したため、芽?根?が出始めてました。
【育苗経過】
種蒔後、約10日。ホッとしました(笑)
種蒔後、約20日。
種蒔後35日。田植え前日の苗たち。来年は45日まで育苗したいです。
【田植え】6月7日(土)
紐を張っての田植えが奏功?2時間ちょいで綺麗に植えられました。
【田植え後7日】
ポット苗が良いのか、活着(根付き)が良く、ピッシャ!
【田植え後14日】
お隣とそのお隣の田んぼ。田植え時期、植え付け本数(7~8本?)でこれだけ違います。
我が家は2本植えです。あと、除草剤は勿論使ってません。人力です。
【田植え後21日】
分けつ(茎が増える)が始まってます。
だんだん頼もしくなってきました。
【田植え後28日】
今年は35㎝x35㎝角で田植えしたので、この除草機がゆったり入りました。
これで週一回ペースで3回除草。
お蔭で、田の草がかなり退治できました!
来年に向けた改善点は、
・種籾の手配を早く
・早めに育苗培土の準備(宇部のヰセキ農機と早めのコンタクト)
・冬の間にオカラを乾燥させて冷凍保管
・苗床用の被覆ビニールは厚手のものを
・催芽(芽だし)したら、速攻種蒔して、覆土。
・種蒔したら、覆土前にしっかり踏み込む
⇒水をやった時に種籾が転げださないよう
・育苗初期であまり暖かくしすぎない(甘やかさない)
⇒甘やかせて高温発芽させると、徒長苗につながり、徒長苗は出穂後の倒伏を招く?
・田植えピッチを狭くする?(今年の生育状況見て判断)
でしょうか。
まだまだ経験不足は否めません(笑)
失敗しながらでも体当たりでやるしかないです。
「あきない」も、「自給農」も。
合掌