生まれ故郷と友人たち
先生諭して曰く、
汝富を得るの道を知らざるが故に窮せり。
夫れ天地の運動頃刻(ケイコク)の間断あるなし。
この故に万物生々息まず(ヤマズ)。
人之に法り、間断なく勉励する天の運動の如くならば、
困窮を求むると雖も得べからず。
寺田一清『二宮尊徳 一日一言』
田植えから3週間経ちました。
その時その時だと、稲の生長の動きは見えません。
でも、1週間、2週間と確実に大きくなっているのを見ると、
ほんの僅かずつ、でも毎日休むことなく根を伸ばし、葉を広げているのが分かります。
これが、
「間断なく勉励する天の運動」
行きつくところは実りの秋。
黄金色の稲穂です。
人間も意識して、自分の身の丈に合ったことを続けていれば、、、
同じ理屈だと思いますが、昨日-今日-明日という時間を切り取った場合、
自分の成長を感じるのは不可能です。
ここで心が折れるかどうか。
***
ちょっとした営業も兼ねて、一泊二日(6月25日・6月26日)で大分に行ってきました。
高校の同級生のうち、大学卒業直後、あるいは数年東京で働いて、家業を継ぐために大分に戻った友 人が、二人います。
彼らと話をしたいのと、シーラー(家業のメイン商材、ビニール袋の熱溶着機器)の営業を少しして やろうと思い、足を運びました。
①高3クラスメート・M(男)
・微生物でし尿分解する簡易トイレのメーカー(家族経営)の2代目
・富士山の山小屋にトイレを設置!
・大分では希少なメーカーです。
・自社開発、市場開拓できる強みあり。
②高校剣道部の同期・T(女)
・100年以上続く大分の老舗米問屋
・農家さんとのパイプが強い。
・有機無農薬米も扱い、ネット通販にも取り組む。
・米の食味鑑定士もいて、「米のプロ」
高校時代の思い出で終始するのでなく、今のこと、明日のことが語れるのが嬉しかったです。
互いにどんな人となりかを知っているので、変な誤解が生まれる心配もなく、
とても安心、充実の意見交換ができました。
生まれ故郷には、特別な思いがあります。
そこで暮らしている友人たちには、エネルギーもらえます!
合掌