イセヒカリと出会う
言わずと知れた、日本を代表するうまい米です。
大学時代のサークル(昔ながらの田んぼの会)でお手伝いしていた田んぼも、コシヒカリでした。
そして、「半農半あきない」という生き方をスタートさせた去年も、農協から購入したのはコシヒカリ。
僕の中で、「米=コシヒカリ」というくらい当たり前の品種ですが、
先日、山口である有機農家のお話を聞く機会があり、そこで出会ったのが、
「イセヒカリ」
です。
伊勢神宮には神田というのがあるらしいです。
神嘗祭には新米をお供え(?)するので、稲作は非常に重要な活動なのだと思います。
平成元年に2度の台風があり、その際、神宮神殿のコシヒカリが大部分倒伏(ばったりと倒れてしま う状態)したそうです。
その中で、奇跡的に倒れずに残った稲が2本あり、どうも普通のコシヒカリとは様子が違っていた。
そこで、当時、稲作技術等々で交流のあった山口の篤農家に、神宮から「原種調査」の依頼があり、十数年に及ぶ原種調査、試験栽培を経て、この倒伏を免れた稲の原種が特定されたということです。
「熱帯性ジャポニカ種の遺伝子を持つ」
品種と認定され、神宮が「イセヒカリ」と名付けたのが、この品種の誕生物語です。
記憶にある内容だけを、相当に端折っているのですが、概略こんな感じです。
その特性を聞くと、
「すごい米!」
という印象で、半信半疑ではありますが、非常に興味をそそられるイセヒカリ。
今年から、「九州古事記の勉強会」を開いていきたいと思っている最中での出会いでした。
「古事記で日本と日本人のルーツを学びながら、イセヒカリを作る」
自分の中で、かなり現実的に結びついているという思ってます(笑)
合掌