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「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

田んぼの女神??

我が道は、人々の心の荒蕪を開くを本位とす。
心の荒蕪一人開けるときは、
地の荒蕪は何万町あるも、
憂うるに足らざるなり。
 
                                                寺田一清『二宮尊徳 一日一言』


心の荒蕪が開ければ、物事に憂いなし。

 

心強い言葉です。

 

***


実は、、、今日。

 

明日の代かき(荒代。雑草を抑える為)を目の前に、

田んぼの水が乾いてしまっているという事態になっていました。

 

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(これは今日時点の育苗状況。播種後20日。順調、と思いたいです)

 

 

先週末、福岡に戻る前に田んぼに行ったとき、取水の勢いは弱かったものの、
それなりに水が溜まっていたので、

 

 「この調子で、1週間も出しっぱなしにしていれば十分」

 

と思っていたのが見込み違いでした。。。

 

 

新潟出張から戻ってきた日に、親戚のオジちゃんに、

 

 「水が溜まっていない」

 

と言われ、そんなはずはないと思い田んぼに行くと、

 

先週末にそれなりに順調と思われた状態から一変、

干上がるくらい乾いており、パイプからもチョロチョロと弱弱しい水勢。

 

 

止まっているわけではなかったので、これで出続けてくれれば何とかなるか、

と甘く考えて帰宅し、今日、再び田んぼに行って愕然としました。

 

 

 

「全く水が溜まっていない。。。」


明らかに水の勢いが弱い。

 

田んぼから30Mほど、なだらかな山道を登ったところの小川から15㎝径の塩ビパイプで水を取っているのですが、水口は完全に小川に入れており、周囲も堰き止めて勢いよく水は入っているように見えます。

 

しかし、田んぼには力なく水が出ている状態。

 

 

水圧の問題???

と思い、堰を固めて水流を急にしても改善せず。

 

 

腕を組んで考えていると、、、

 

 

都会の道路では危険な老人用電動スクーターに乗った「ユリのおばさん」

(この集落に住んでいる近所のおばさんで、皆こう呼んでいる。年の頃は、80近い?)が通りがかり、声をかけてくれました。

 

そして、一部始終を話すと、電動スクーターのエンジンを切って、曲がった腰で竹杖を突きつつ、取水パイプを見に来てくれました。

 

御年80歳ちかく?とは思えない軽快な動きで、草の生い茂る小川に入ってパイプを見てくれ、

 

「もう少しこっち、それを下にした方がいい」

 

など、指示してくれました。

 

が、、、まだ水は出てきてくれません。

 

それから、あぁじゃこうじゃしているうちに、今まで知らなかったパイプのジョイントを発見!

 

田んぼから10Mくらいのところにある1ヵ所だけだと思っていたのですが、もう10Mほど行った小川に浸かったところに「隠しジョイント」がありました。

 

その発見したジョイントを外すと、勢いよく濁った水が出てきました。

これで詰まっていた部分が分かり、あとはユリのおばさん監督の下、泥の詰まりを解消、再びパイプを繋ぐと、、、

 

田んぼに勢いよく水が入り始めました!!

 

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それまでとは比べ物にならないくらいの水勢。確かに去年これくらい出てたわ、というくらいの勢い。(そもそも、1週間前に水圧が弱いのを、おかしいと思わなかったのがいけなかったのですが。。)


「これだけ取れりゃあー、代かきできるわぁや」

 

とユリのおばさん。

ホッと胸を撫で下ろしました。

 


そういえば、、、

 

 

GW明けの翌朝、

福岡に出勤する前に、急いで畔を整備したいと思って田んぼに向かったとき、

 

着く直前に、離合しようとした軽トラの積み荷の竹が荷崩れして焦っていた時も、偶然、電動スクーターに乗ったユリのおばさんが通りがかり、助けてくれました。

 

 

ユリのおばさんは、僕の田んぼの女神??

 


きっとそうです。(笑)


合掌