農作業三昧(連休の過ごし方)
食事をするごとに心中深く謝念を抱くは、
真人の一特徴というべし。
それだけに、かかる人は意外に少ないようである。
寺田一清『森信三先生 一日一語』
「ご飯を一粒残さず食べる」
「米粒残したら目がつぶれる」
小さい頃はこんなことを毎食、
母や祖父母から言われていたことを思い出します。
自分が働いて稼ぐようになってから、恥ずかしながら、
そういう食べ物への感謝(作物を育てる労苦への、命を頂くことへの)を長く忘れていました。
そして、
自給米作りを始めて、稲が育ち実ってくれる有難さ、収穫の喜び、
そういうものの実感を通じて、再び食事への謝念を感じられるようになれている気がします。
「手を合わせていただきます」
ずっと続けていきたい、日本人の素晴らしい習慣ですね。
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時間経ってしまいましたが、連休の記録。
5/3(土)憲法記念日、午後、遅れていた苗床への苗箱設置。
完成体はイメージできているのですが、途中途中の作業の仕方、進め方にやや自信がなく戸惑う場面もありました。
(とりあえず完成。。。順調に育ってくれるのを祈るばかりです))
5/4(日)みどりの日、終日怒涛の草刈。
午前中は、義母の畑周辺を草刈し、午後は田んぼに出て草ボウボウになってしまっていた畔周辺と、これまた過繁茂とも思われるレンゲを刈りました。
(Before)
(After)
レンゲが我が家の田んぼの肥やしになるので、
順調に繁茂してくれたことには感謝していたのですが、、、
刈払に骨が折れ、途中から憎いらしく思えてきました。
まさに「レンゲ地獄」。
5/5(月)こどもの日、雨の予報だったので作業小休止。
福岡から来てくれた嫁さんの高校時代友人家族と、角島へドライブ。
5/6(火)振替休日、義父と再び畔草刈、トラクターでレンゲ漉き込み。
東京に行っていた義父が前日夜に戻ってきて、この日は二人で田んぼ周辺の草刈をしました。
午後は、いつも手伝ってくれる親戚のおじさんにお願いして、トラクターを出してもらいました。
(尊徳鎌)
(トラクター教習。これはおじさん)
今回は、僕がトラクター操縦して8割くらい耕したので、操作方法が結構頭に入ってきました。
おじさんへの御礼は「大分麦焼酎 二階堂」を一升。喜んでいただけました。
そして、、、
連休明け5/7(水)、福岡の出勤は午後にさせてもらい、朝一田んぼに向かいました。
耕うん&レンゲ漉き込み後の畔整備と田んぼへの水入れ。
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以前は、GWと言えば旅行に出ていたことが多く、それはそれで楽しかったのですが人疲れ、贅沢疲れしてました。
今年は、農作業三昧でしたが、爽やかな風が吹く中、小川のせせらぎと風の音、鳥の鳴き声しか聞こえない空間もまたいいものです。
身体を動かし、土と草に触れ、気持ちいい風を受けながら、鳥の応援歌を聞く。
自然からエネルギーもらえる時間に、心地よい疲れを感じながらリフレッシュできた連休でした。
合掌