「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

育苗用の培土作り

同僚より五分前に出勤する心構がまえ。
それが十年も積み重ねられたとき、いつしか大きなひらきとなる。

  

                                            寺田一清『森信三先生 一日一語』

 

毎日5分x365日=1,825分(30時間)

 

30時間x10年=300時間

 

塵も積もればで、結構な時間になります。

細切れ5分間で集中できること、いくつか平行して進めると楽しいかもしれません。

 

***

 

週末の天気が崩れるという予報だったので、金曜日(4月11日)育苗用の培土作りをしました。

 

培土作りに準備したのは、

 

 ・無肥料の焼土
 ・ピートモス
 ・乾燥オカラ

 

松本の師匠からは、これに更に籾殻燻炭を混ぜるという指導だったのですが、

通気性を良くするという意味では「ピートモスだけでもOK」とのことで、
今年は籾殻燻炭は使いませんでした。

 

通常、ホームセンターなどで売っている培土は、化成品でチッ素、リン酸、カリを調整しているものが殆どで、

 

なるべく化学肥料は使いたくないのですが、

 

無肥料(要するに、何も混ぜ物をしていない)の熱殺菌処理した土を探すのに苦労しました。

 

松本の師匠は、「ヰセキ農機」が販売しているものを使っていたので、同じものを入手しようと宇部の営業所に電話したら、

 

 「広島から取り寄せ。チャーター便。」

 

という返答。

 

困った時のGoogle検索で、関東の通販を見つけて24Lの無肥料焼土を4袋発注できました。

 

 

そんなこんなで、1週間遅れでの培土作りとなりました。

焼土24Lにピートモス6L、最後に乾燥オカラ450gを入れて、まずは入念に素手でミックス。

 

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(ネット購入した無肥料焼土。栃木那須産)

 

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(ホームセンターで購入のピートモス


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(下から無肥料培土、ピートモス、乾燥オカラ)

 

一人で30㎏近い土を混ぜ混ぜするのは、結構シンどく、更に水4~5Lを入れて全体に馴染むようにひたすら天地返したりしました。

 

水分を含んで重くなった土は、更に力が必要になり、シンどさ倍増。

 

作業は、合計4袋。

 

 

しめて120㎏近くを一人で混ぜたのですが、最後はかなり疲労困ぱい。

来年は2、3人でやろうと心に誓いました。

 


そして、この日は、親戚のおじさんからワラビ採りに誘われていたので、

二人でトップカー(リアカーにエンジンが付いたようなやつ)に乗って、山に分け入りました。

 

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一寸時期が早かったようで、収穫少なかったので、また来週採りに行こうということになり解散。

 

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(ワラビ。日当たり良いところに生え、カヤの近くに移動していくそう。)

 

去年、宇部に引っ越してきた当時、同じようにワラビ採りとしたのですが、あれから1年と思うと改めて時間の早さに驚きます。

 

ワラビを採った帰路、竹林でタケノコの成長具合を確認したり、タラの芽を少し採ったり、里山ならではの贅沢です。

 

タラの芽も、来週あたりが採れ頃の模様。

ちなみに、僕はフキノトウのような感じなのだとイメージしていたのですが、

天高くヒョロ長く伸びている木の先っちょに、チョンと出ているのがタラの芽だと知って吃驚しました。

 

生まれて初めてタラの木を見て、薔薇のようにトゲだらけだという事も知りました。。。

 


晩御飯は、いくつか採れたタラの芽と、大家のお婆ちゃんにいただいたタケノコ、嫁実家の裏で採れたユキノシタを、天ぷらにして頂きました。

 

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(今年初のタラの芽の天ぷら)

 

春を満喫しました。

 

ありがたいです。


合掌