初めての来客
人間のシマリは、まず飲食の慎みから。
次には無駄づかいをしない事。
そして最後が異性への慎み。
寺田一清『森 信三先生 一日一語』
「我慢する」というと、
内に抑え込む=ストレスが溜まる、蓋をしても内部でグツグツ煮えたぎっているような荒々しいイメージですが、
「慎む」というと気持ちや欲望を鎮めるという、落ち着いた静かな心の動きのように感じます。
以前読んだ渡邊五郎三郎さんの『西郷南洲翁 手抄言志録』の中で、
「慎独」
という言葉が出てきますが、一人でいるときにどれだけ慎めるか、
これは僕にとってはずっとテーマになりそうです(笑)
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偶然なのか、三邦(実家の会社)で働き始めた初日の朝、僕宛に2件の電話がありました。
一件は、古事記の勉強会講師・小野善一郎先生(湯島天満宮の権禰宜)より、4月20日(日)の福岡での勉強会後の夕食のお誘い。
もう一件は、来週の東京出張でアポ取っていたお客さんから、時間変更に関して。
僕の出勤初日がいつか、特に連絡していた訳でなかったので、吃驚しました。
そして、三日目の昨日、とうとう来訪者が。
新潟三条からメーカーの営業の方が、
「今、九州に来ているのですが、午後会えますか?」
との突然の嬉しい電話があり、大急ぎで洗車して兄と博多駅の新幹線口に向かいました。
今年は中国への輸出プロジェクトがあり、これを進展させるのが僕の仕事なのですが、
1月末に一度三条に訪問してから、この方とは見積やサンプル取り寄せで、メールやり取りくらいはしていました。
こんな展開になるとは全く予想していなかったのですが、
幸いにも昼食、会社へ案内&簡単な情報交換、次の予定が入っているという佐賀県武雄市へお送りすることが出来ました。
仕事でも何でも同じことだと思っているのですが、信頼関係を築くのにより接近したコミュニケーションは大切です。
相手によって適切な距離感が違いますが、これは感性を磨くしかないので、いつも丁度良い間合いで相手と接しているか反省しています。
今回、突然の来訪でしたが、確実にメーカーさんとの距離感が縮まった半日でした。
合掌