朋 遠方より来る
人は退職後の生き方こそ、
その人の真価だといってよい。
退職後は、在職中の三倍ないし五倍の緊張をもって、
晩年の人生と取り組まねばならぬ。
寺田一清『森信三先生 一日一語』
この退職は「定年退職」のことなので、
一寸、今回の僕の場合とは異なります。
これまでは、ある程度会社の名前で仕事させてもらえていたと思っているので、
4月からの家業では素っ裸の自分の真価が試されます。
高揚感と若干の不安の混じった心境です。
5年後、10年後、自分がどうなっているか楽しみです。
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東京で一人暮らししていたアパートの片付け、掃除が終わり、あとは引越し荷物の集荷を待つばかりとなっています。
いろんな方に送別会をしてもらい有り難く、かたじけない気持ちです。
送別会というのは、寂しさ感じるので、僕の中では「出陣式」と考えてますが。。。
そんな送別会が、東京を去る前日まで予定されてますが、その中でも特に嬉しいのが遠方からわざわざ会いに来てくれる方がいるということ。
一人は独身時代に、仙台の営業所から東京に転勤してきたI先輩。
彼は4年くらい東京本社で勤め、再度、仙台に戻っていかれたのですが、その後も社内メールや年賀状のやり取りが続いており、なんとなく気の合う仲間のような間柄です。
そして、もう一人。
韓国のK社長。
彼とは今の事業を立ち上げた時のパートナーで、実務面はもちろん仕事に対する姿勢、更には生き方にもいい刺激をたくさんもらいました。
娘が生まれたとき、僕は韓国でK社長と仕事していたのですが、自分ことのように喜んでくれ、お祝いなど本当に家族のように接してくれました。
「東京を引き上げるまでに飲もう!」
ということで、月曜日から1泊2日で来日してくれます。
ここ一ヶ月は退職にまつわる内容をブログにアップすることが多かったですが、
最後の締めとして、
遠方から来てくれる二人の朋とお酒が飲めること、本当に有難いです。
合掌