引越し手続きと情報格差
お酒は利き酒の飲み方にかぎる。
同時にそこには、すべての物事の味を噛みしめる秘訣がこもる。
寺田一清『森信三先生 一日一語』
お酒は好きな方で、学生時代から色々と痛い目を見てます。
酔っ払って気分が高揚し、楽しくなるために飲んでいたようなところがありましたが、反面、会話を味わうことができない弊害があります。
しかし、最近は飲む量を抑えるようになりました。
会話をもっと噛み締めたいのと、翌日がきついので。
一寸は大人になったんでしょうね(笑)
飲食の慎み。
欲求を抑制するという負のイメージでなく、肚の底にグッとエネルギーを蓄えるようなことをイメージしています。
***
愈々、明日、一年間お世話になった会社の寮(といってもアパートですが)を出るので、今日は会社を休んで引越しの荷物をまとめました。
1年限定で東京で働く、しかも、毎週末山口に帰ることにしていたので、部屋には必要最低限のものしか置かない、という方針の下、
・TVなし
・洗濯機なし
・冷蔵庫なし
の「3なし主義」で一年間過ごしてきました。
御蔭で引越しの楽なこと。
一番大きな荷物は自転車なのですが、これも事前にネットで調べると、
西濃運輸さんが専用箱のレンタルから輸送までやってくれ、東京‐山口で7,000円程度。
安かったので、これを手配してました。
予定通りレンタルボックスが届き、サドルとフロントホイールを取り外して簡単に収納。
案外頭を悩ませた空気入れも共入れして、完成。
あとは、明日の集荷を待つばかりです。
年々、自転車人気が出てきているようなので、この手の需要は伸びていくだろうなと感じます。
そして、、、
もう一つ便利になったと感じたのは、電気、ガス、水道の解約手続き。
これは、学生時代の引越し経験から、面倒な作業だというイメージがあり、今回も電話番号調べて電話するも全く繋がらず、いきなり心が折れそうになりました。
ところが、電力会社の自動電話案内で「ネットでも手続きOK」とのこと。
試しにネットで検索してみると、電気、ガス、水道すべてインターネットで手続き終了しました。
なんと楽なことか。
一方で、ネットが苦手なお年寄り、そもそもPC持ってない人など、繋がらない電話にストレス感じながら手続きしないといけないのでしょうか?
嫁さんがよく言っているのですが、役所のサービスでも、
「HP見てください」
的なものが多く、一番必要とするお年寄りが置き去りになっているのでは?
便利になるのはいいですが、特に公的サービスではその便利が全ての人に公平に便利か考える(というか感じる)必要があると思います。
情報格差。
そんなこと考えながら引越し準備はほぼ終了。
合掌