最後の上京
ものにもたれる人間は、
やがて人にもたれる人間になる。
そして人にもたれる人間は、
結局世の中を甘く見る人間になる。
『森信三先生 一日一語』(寺田一清)より
僕は結構、世の中を甘く見ている方だと思います。
よく言えば楽観的。
なんとかなると思っている節があります。
「棺桶に片足突っ込むまで、人生は分からん」
という父の言葉が支えになっていて、「なんとかする」という方が、自分の考えとしては当たっていると思っています。
その辺が、人生甘く見ているといえばそうかもしれませんが。。。
人に頼ることはあっても、人にもたれることはしたくないです。
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週末を山口で過ごし、昨日再び東京に戻ってきました。
去年の4月から始まった「平日東京出稼ぎ、週末山口自給稲作」生活。
3月31日が、出向している今の会社(昨年3月末付で一旦退職後、業務契約)の最終日なのですが、今回で最後の上京です。
そう考えると、一寸さみしいような、でもホッとするような心持ちです。
山口宇部空港では、地元の伝統工芸を季節季節で飾っていて、頻繁に来ると結構変化が楽しかったりします。
3月ということで雛飾り。阿知須の伝統品みたいです。くまモンではありません。。。
日々、自然発生的に起こる感情や、出会うできことに影響されて起きる感情(これも自然発生的か)、いろいろあるのですが、ここ最近は4月からの生活を思い描いて少しずつ高揚してきているという感じです。
学生時代の卒業と新生活。
そんなに初々しいものでもないのですが、似た心の動きです。
でも、決定的に異なるのは、今回の変化(退職と半農半あきないへの移行)は、自分で起こした変化だということ。
※と自分では思っていますが、ホントはそうなるべくしてなっているという思いもあります。
自分で踏み出した一歩だと思うと、いい意味での力が入ります。
あと2週間の東京生活。
丁寧に幕を引いていきたいと思います。
合掌