「半農半あきない」実践録

「自給農」「あきない」を中心とした、日々の所感実践録

約1年半ぶり

秋です! 心地よい秋の風。 会社の前のお宅に植えてある金木犀の甘い香りが、乾いた風に乗ってやってきます。 (写真は、福岡市民の憩いの地、油山です。) 秋といえば… 先週末は実家のある福岡で、地元の地区大運動会がありました。 母と嫁さん、娘と連れ立…

2014年はこんな感じで…稲刈&天日干し | 半農半Xの実践 in 山口宇部

死の覚悟とは― いつ「死」に見舞われても、 「マア仕方がない」と諦めのつくように、 死に至るまでの一日一日を、 自分としてできるだけ充実した「生」を生きる他あるまい。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 一日一日、できるだけ充実した「生」を生きる方…

稲の倒伏対策 | 半農半Xの実践 in  山口宇部

真理は感動を通してのみ授受せられる。 だがそれには、教師自身の生きた真理に対する感動こそ、 その根源といえよう。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 森信三先生は、教員養成課程の学生たちに修身の講義をされていたので、 教師、教育者が想定されてます…

包装技術学校のスクーリングに行く

真に個性的な人の根底は「誠実」である。 それというのも、一切の野心、さらには「我見」を焼き尽くさねば、 真に個性的な人間にはなれないからである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 「真の個性」は、一切の野心、我見を無くすことにある、という森信三…

秋の匂いと稲刈り

人間の真価と現世的果報とは、 短い眼で見れば合致せずとも見ゆべし。 されど時を長くして見れば、 福徳一致は古今の鉄則なり。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 「因果応報」というと、「悪いことはできんなぁー」と畏れ多くなるのですが、 「福徳一致」と…

コイのこと

自己の道は自己にとっては 唯一にして絶対必至の一道なれど、 他から見ればワン・オブ・ゼムたるに過ぎない― との自覚こそ大事なれ。 そしてこの理を知ることを 真の「自覚」とはいうなり。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 One of themの自覚。 でも自分に…

再びイセヒカリ勉強会へ

自己と縁なき著名人の書を読むより、 縁ある同志の手刷りのプリントを読む方が、 どれほど生きた勉強になるか分からぬ。 これ前者は円周上の無数の一点に過ぎないが、 後者は直接わが円心に近い人々だからである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 *** …

カタメのおもひで

先生曽て(かつて)曰く、 凡そ事を成さんとして成就せざるものは 速やかなることを欲し、一挙にその業を遂げんとするが故なり。 幾万の廃地を開かんとするも一鍬(いっしゅう)より始め、 幾百邑(ゆう)を再復せんとするも 必ず一邑より始む。 一邑全く成…

価値判断と消費活動

人間関係―与えられた人と人との縁― をよく噛みしめたら、必ずやそこには謝念がわいてくる。 これこの世を幸せに生きる最大の秘訣といってよい。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 大学時代までは、縁あった人と繋がる努力は、あまりしていませんでした。 ま…

久々の大分訪問

真実というものは、 一点に焦点を絞ってピッチを上げなければ、 発火しにくいものである。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 深刻になりすぎず、でも緩みすぎず、ちょうどいいバランスで丁寧に日々を過ごしたいと思っています。 でも、仕事の目標、やりたい…

日照不足

借金を隠蔽するは 益々借金を増長せしむるの途なり。 宜しく之を神棚に飾りて、 念々返済を心かくべし。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 尊徳(二宮金次郎)の『報徳記』や『夜話』に出てくる領主は、どれも借財で困窮していながら、身に沁みついた贅沢な生…

山下清展 in 山口

天地の大父母なり。 国家困窮せば則ち 大父母を頼むの外、復(また)他術あるなし。 苟も(いやしくも)大父母を頼まば、 則ち興復せざるを憂えん。 何を大父母を頼むと謂う。 荒蕪を墾闢(こんぺき)し、穀粟(こくぞく)を算出する、 是れなり。 寺田一清…

半断食とダイエット

すべて物事には基礎蓄積が大切である。 そしてそれは、ひとり金銭上の事柄のみでなく、 信用に関しても同じことが言えます。 否、この方がはるかに重大です。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 「こんなことになるぐらいなら、こんな思いをするくらいなら、…

平和教育の行方

不仁の村を、仁義の村にする、 甚だ難しからず。 先ず自分道を踏んで、己が家を仁にするにあるなり。 己が家仁にあらずして、村里を仁にせんとするは、 白砂を炊(かし)いで飯にせんとするに同じ。 己が家誠に仁なれば、 村里仁にならざる事なし。 寺田一清…

イセヒカリがもつ遺伝子とは?

凡そ世の中は陰々と重なりても立たず、 陽々と重なるも又同じ。 陰陽々々と並び行るるを定則とす。 譬えば寒暑昼夜水火男女あるが如し。 人の歩行も右一歩左一歩、 尺取虫も屈みては伸び、屈みては伸び、 蛇も左へ曲り右に曲り~此の如くに行くなり。 寺田一…

千日回峰行の塩沼亮潤さんがやってくる!

人間の智慧とは、 (一) 先の見通しがどれほど利くか (二) 又どれほど他人の気持ちの察しがつくか (三) その上何事についても、どれほどバランスを心得ているか という事でしょう。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 *** 2003年から2010年、東京での…

イセヒカリはどこからやってきた?

田植えから約50日が経過しました。 全体的には順調だと思います。 しかし、一株5本くらいで分けつが進んでいないところもあり、かと思うと異常に旺盛なところもあるという状況です。 昔ながらの有機無農薬稲作なので、バラつきあるのは仕方ないと思いつつ、…

足踏みシーラー専門店 | 記念すべき初受注

おもへただ、 から学びする人とても 我身をめぐむこの日の本を 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 寺田一清さんの注釈では、 「外国の学問をする人々へ、日本で育まれてきたものを疎んじることを戒められた」 とあります。 今も昔も一緒なのでしょうか。僕も過…

お祭りの起源は、、、

鋼鉄は焼き、冷し、打ち、敲き(たたき)、 焼き、冷し、打ち、敲きて而して後、 始めて折れず曲がらむるものとなるなり。 人も亦斯くの如し。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 新潟三条に行ったとき、刃物職人さんに聞いたお話。 「良い素材の、良さを最大限…

水管理の難しさ | 半農半Xの実践 in 山口宇部

天地すでに命分あり、人類また命分あり、 これもとより天理必至の符(しるし)にして、 一完不変のものなり。 その命にしたがい、その分を守るが人道の本なり。 分を守るに道あり。 度を立てるなり。 度を立てるに道あり、これ節約なり。 およそ国用を制する…

山笠があるけん博多たい。

日本武尊東征凱旋の途、 秩父武甲山に憩い給いて武器を蔵め(おさめ)給う。 故に武蔵国と称すと云う。 徳川氏乱を壊って(はらって)、 而る後天下の武将を江戸に蔵むるも亦武蔵と謂うべし。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 改めて、日本各地の地名の由来が…

足踏みシーラー専門店の開店

夫れ小を積めば則ち大と為る。 万石の粟は則ち一粒の積、 万町の田は則ち一耒(イチライ)の積、 万里の路は則ち一歩の積、 九仞(キュウジン)の山は則ち一箕(イッキ)の積なり。 故に小事を務めて怠らざれば則ち大事必ず成る。 寺田一清『二宮尊徳 一日一…

微生物分解トイレのメーカーさんとお仕事

足もとの紙クズ一つ拾えぬ程度の人間に何が出来よう。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 ドキッ!としました。 気にはなるけど拾えない。 特に、東京・大阪で暮らしていた時なんてそうでした。 やっぱり人の目が気になるんですね。。。 相変わらず難しいので…

2014年・自給用有機無農薬稲作の上半期を振り返る(半農半あきないin山口宇部)

人間の偉さは才能の多少よりも、 己に授かった天分を、 生涯かけて出し尽すか否かにあるといってよい。 寺田一清『森信三先生 一日一語』 2008年、29歳の時に、半農半Xという言葉に出会い、 二宮尊徳の「報徳」に大きな影響を受けているせいでしょうか。 こ…

怪しい!?

予が歌に 「飯と汁木綿着物は身を助く、其の余りは身をせむるのみなり」 とよめり。是れ我道の悟門なり。 能々徹底すべし。 予若年より食は飢を凌ぎ、衣は寒を凌いで足れりとせり。 只この覚悟にして今日に及べり。 わが道を修行し施行せんと思ふ者は、 先づ…

セミナー強化月間

6月が終わろうとしています。 福岡・山口は、梅雨らしさが感じられず、人間にとっては比較的過ごしやすい1ヶ月でした。しかし、季節は季節通り廻ってくれないと、何となく不安ですね。 自分で田んぼ始めてから、そんな感じが強くなりました。 *** 2008年…

正解は???

国に分度なき時は幾万の財を入るるといへども、 破桶に水を入れるるが如く一滴も保つこと能わず。 今子の君家、極難なりと雖も明かに分度を立て 節度を守り仁術を行ふ時は、国の復興難しとせず。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 借金を返済せず、バンバンお…

生まれ故郷と友人たち

先生諭して曰く、 汝富を得るの道を知らざるが故に窮せり。 夫れ天地の運動頃刻(ケイコク)の間断あるなし。 この故に万物生々息まず(ヤマズ)。 人之に法り、間断なく勉励する天の運動の如くならば、 困窮を求むると雖も得べからず。 寺田一清『二宮尊徳 …

イセヒカリと出会う

コシヒカリ。 言わずと知れた、日本を代表するうまい米です。大学時代のサークル(昔ながらの田んぼの会)でお手伝いしていた田んぼも、コシヒカリでした。 そして、「半農半あきない」という生き方をスタートさせた去年も、農協から購入したのはコシヒカリ…

あきないの一環!?

佛に所謂因果とは何ぞや、 種を蒔けば実を結ぶ是なり。 夫れを善因に善果あり、悪因に悪果あり。人皆之を知る。 然れども目前に見(あら)われずして数十歳の後に見わる。 故に人之を畏れず。況んや前世の因縁に於いてをや。 寺田一清『二宮尊徳 一日一言』 …