人にして徒に目前の利を謀らば、則ち禽獣となんぞ択ばんや。 人の人たる所以は推譲にあり。 此に一粒粟あり。 直ちにこれを食えば則ちただ一粒のみ。 若し推して以て之を種(う)え、秋実を待って食えば、 則ち百粒を食うも、猶お且つ余りあり。 是れ則ち、…
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